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今回紹介するのは、ハンドボールのオフェンスポジションと基本的な役割についてです。
サッカーでは、フォワード・ミッドフィルダー・ディフェンスと役割分担が決まっていますが、ハンドボールは全員攻撃・全員守備です。
コートプレーヤー6人の、オフェンス時のポジションと求められる役割を解説します。
バックプレーヤー(=フローター)
バックプレーヤーは、相手ディフェンスからセンターライン側に離れた位置にポジションを取る3人のプレーヤーの事です。
ハンドボールでは、相手ゴールに近いポジションを「低い」位置、逆に相手ゴールから離れたポジションを「高い」位置、もしくは「浮いた」位置取りと表現するので、バックプレーヤーは別名「フローター」とも呼ばれます。
バックプレーヤーは、相手ゴールに向かって左から「レフトバック(LB)」「センターバック(CB)」「ライトバック(RB)」と呼ばれます。
チームの「司令塔」センターバック(CB)
センターバックは、バックプレーヤーの中でも中央に位置をとります。
攻撃の起点となったり、チャンスがあれば自分で得点を狙いに行く、
「チームの司令塔」
としての役割を担います。
相手ディフェンスを崩し、確実に得点につなげるためのプレーが求められます。
なので、相手ディフェンスの弱点やクセを見抜く観察力、正確なパスセンス、自らもゴールが狙える得点力といった、ハンドボーラーとしての高い総合力が必要なポジションです。
チームの「得点源」レフトバックとライトバック
レフトバックとライトバックは、相手ゴールに対して45度の角度に位置取をとり、多くのチームが得点力のある、いわゆる「エース」を配置するポジションです。
別名、「左45」「右45」や「左エース」「右エース」とも呼ばれます。
1対1をのフェイントを仕掛ける、相手ディフェンスの上からロングシュートを狙うといった、試合を通して最もシュートを打つ機会が多いポジションなので、身体能力・得点力の高さが求められます。
自分でシュートを打つだけでなく、ディフェンスを引き付けてサイドプレーヤーやポストプレーヤーにパスを出すなど、得点に多く絡むポジションです。
レフトバックは「右利き」ライトバックは「左利き」が多い
相手ゴールに対してシュート角度を大きく取るために、レフトバックには右利き、チームに左利きの選手がいればライトバックに配置されることが多いと言えます。
もちろん、左利きの選手がいなければ右利きの選手がライトバックを務めるのですが、シュート角度が浅いため、シュートの際は走り込む位置を工夫したり、フェイントで相手をかわし切るなどのテクニックが要求されます。
サイドプレーヤー(=ウイング)
相手ゴールに対して、左右のコーナーに近い位置にポジションを取るのが「サイドプレーヤー(=ウイング)」です。
バックプレーヤーと同じく、ゴールに向かって左サイドの選手をレフトウイング(LW)、右サイドをライトウイング(RW)と呼びます。
ディフェンスを引き付けたバックプレーヤーからのパスを予測し、フリーでパスをもらい角度の浅い場所から「サイドシュート」をキッチリ決めてくれるサイドプレーヤーがチームにいると、非常に頼もしいです。
また、相手陣内でパス回しから得点を狙う「セットオフェンス」だけでなく、ディフェンスからマイボールになった瞬間に「速攻」で一気に相手ゴールを狙える走力も求められます。
サイドシュートに求められる「跳躍力」
サイドシュートは角度が浅い分、高い「跳躍力」が求められます。
できるだけ長い滞空時間(と言っても一瞬ですが)で、キーパーを観察して確実に得点を決めるサイドシュートは、職人技と呼ばれるほど難しく奥が深いと言えます。
レフトウイングは「右利き」ライトウイングは「左利き」が多い
サイドプレーヤーは、バックプレーヤーよりもシュート角度が狭いため、左サイドは右利き、右サイドは左利きの選手が多く見られます。
左利きのサイドプレーヤーがいなければ、右利きのプレーヤーが右サイドを担当します。
右利き右サイドの「ブロンジョンシュート」
右利き右サイドと言えば、身体を大きくかたむけて放つ「ブロンジョンシュート」、別名「ムササビシュート」が打て、確実に決めてくるサイドマンがいれば、チーム全体の得点力が高くなります。
ポストプレーヤー(=ピボット)
ポストプレーヤーは、相手陣内のゴールエリアライン付近、つまり相手ディフェンスの中に潜り込んでプレーをします。
フォーメーションプレーにはポストが不可欠
ハンドボールのコンビネーションプレーでは、ポストプレーヤーとの連携が必要不可欠です。
ポストプレーヤーは、味方選手がシュートを打ちやすいようディフェンスに当たり負けせずブロックを掛けたり、ディフェンス陣形が崩れたらすかさずスペースを見つけて強引にでもシュートまで持ち込む「強さ」が求められます。
また、味方がパスの出しどころがない時や攻撃のきっかけとして、相手ディフェンスと味方フローターの間にいったんポジションを取り、ボールを中継する「中間ポスト」の役割も担うため、常にボール・相手ディフェンス・味方オフェンスの状況を観察しなければなりません。
ですので、いつでも動き出せるような準備と予測で休む暇のない、チームの、
「縁の下の力持ち」
としての役割が求められます。
各ポジションが連動してこそのハンドボール
ここまでハンドボールのポジションと、ポジション別の役割を解説してきました。
それぞれのポジションで役割は違いますが、各ポジションのプレーヤーが連動して動き、ボールをつなぐ、そして全員でゴールを目指すことが何よりも大切だと私は考えています。
ゴールキーパーを含めて7人のプレーヤーの、チームワークの良さが強いチームには必要と言えます。
