ルールとポジション

【初心者必見!!】ハンドボールの基本ルール3つと独特ルール5つ

ハンドボールのルール | 3つの基本ルールと5つの独特なルール
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ハンドボールの魅力は、息付く暇もないスピーディーな試合展開激しいボディコンタクト華麗なジャンプシュートetc…

見ていて非常に迫力のあるスポーツです。

 

ハンドボール経験者はもちろん、そうでない人でも見ているだけで楽しく他の競技にはない魅力をもつ、かっこいいスポーツです。

 

ただ、どんなスポーツにも言える事ですが、ルールを正しく理解していないと、見ていても面白さは半減してしまいますよね。

 

野球やサッカー、バスケットボールも、深堀りすれば非常に複雑なルールがありますが、大まかなルールさえ押さえておけば観戦していて楽しいものです。

 

今回は、ハンドボールの3つの基本的なルールと、ハンドボールならではのスピーディーな試合展開を可能にする5つの独特なルールを紹介していきます。

 

 

ハンドボールの3つの基本的なルール

ハンドボールの試合を楽しむためには、3つの基本的なルールを知る必要があります。

 

これを知ることで、ハンドボールの試合を見ていても内容が分かるようになるので、もっとハンドボールを楽しむことができます。

 

 

ハンドボールのコート

ハンドボールのコートは、サイズやラインについて、他の競技では見られないような独特な決まりがあります。

 

 

ハンドボールのコートのサイズ

ハンドボールのコートは横20m×縦40mで、バスケットボールのコートの約1.4倍ほどあります。

 

ハンドボール経験者の人なら分かると思いますが、このサイズのコートを1試合走り抜くことは、並大抵のことではありません。

 

中学生の試合時間(前後半25分ずつ)でも、強いチームであれば、多い時は30点前後の得点が入ります。

 

高校生以上であれば、40点ゲームも少なくありません。

 

正確な数字ではありませんが、例えとして得点の数だけコートを往復すると考えてみてください。

 

中学生で30点=30往復(40m×2=80m)なら、1試合で約2.4㎞、高校生で40点=40往復で約3.2㎞ダッシュ&ゴーする必要があります。

 

すべての攻撃が得点に結びつくわけではないので、実際には、さらに長い距離を走っている場合もあるでしょう。

 

その中で、頭を使う戦術や状況判断ができる集中力も求められます。

 

ですので、試合終盤になってバテてしまうようなチームだと、簡単に速攻でゴールを決められてしまいます。

 

 

ハンドボールコートの様々なライン

ハンドボールのコートには様々なラインが書かれていますので、代表的なものを解説します。

 

ハンドボールのコートについて

・ゴールライン
ボールがゴールラインを割れば得点が認められます。

・アウターゴールライン
オフェンスのシュートや、自陣のゴールキーパーが触れたボールがアウターゴールラインから外に出た場合、ゴールスローで再開されます。ディフェンスがシュートブロック等で触ってコート外にボールが出た場合は、オフェンス側のコーナースローとなります。

・センターライン
試合を始めるとき、または得点後に試合を再開するときは、センターラインの中央から始めます。

・交代ライン
各チームのベンチ側にあり、選手交代のときはこのライン内でおこないます。

・ゴールエリアライン
自陣ゴールキーパー以外のプレーヤーは入ることができないラインです。6mラインとも呼ばれます。

・フリースローライン
別名9mライン。フリースローラインとゴールエリアラインの間でディフェンス側のファウルがあった場合、最も近いフリースローライン上から再開します。

・7mライン
明らかな得点チャンスの妨害があった場合、7mスローが与えられ、ここから7mスローで再開されます。

 

 

ハンドボールの試合時間

ハンドボールの試合時間は、各年代別のカテゴリーで分けられ、中学生では前半25分・後半25分ずつ。

 

高校生以上になると前半30分・後半30分ずつで、前後半の間の休憩時間は15分です。

 

リーグ戦ではない、ノックアウト方式のトーナメントの場合で同点だった場合、5分間の休憩をはさんで、前後半5分ずつ(休憩時間なし)で延長戦がおこなわれます。

 

それでも決着がつかない場合は、最大で第2延長戦までおこなわれ、それでも同点の場合は7mスローコンテストで勝敗を決めます。

 

ただし、延長戦に関しては、各大会ごとに特例で第1延長までなどの例外もあります。

 

また、ハンドボールでは自チームのボールになった際に1分間のタイムアウトを取ることができます。

 

タイムアウトは1試合で1チーム3回まで、ただし前後半内ではそれぞれ2回までとなっていて、前半または後半のみで3回のタイムアウトを取ることはできません。

 

 

ハンドボールのボール

ハンドボールのボールは、年代や男女別で分けられています。

 

中学生の男女と高校生以上の女子は、直径約18cm、重さ325~375gの2号球、高校生以上の男子は直径約19cm、重さ425~475gの3号球が試合で使われます。

 

 

スピーディーな試合展開を可能にする5つの独特なルール

ハンドボールの試合展開は、他の球技に比べて非常に早いと言えます。

 

テレビやネット配信の中継でも、得点シーンのリプレイ映像を流している間に、次の1点が入っていることも珍しくありません。

 

ここからは、スピーディーな試合展開を可能にする独特な5つのルールをサッカーやバスケットボールと比較しながら解説していきます。

 

 

1.試合時間~基本的に止まらない時計~

ハンドボールの試合は、中学生で前後半25分ずつ、高校生以上では前後半30分ずつで行われます。

 

また、サッカーのようにアディショナルタイムも無く、バスケットボールのようにファウルで時計が止まることはありません。

 

ハンドボールの試合で時計が止まる場合は限られており、例として以下のようなケースが挙げられます。

 

・タイムアウト時
・ボールが観客席に入るなど、試合再開に著しく時間が掛かると判断された場合
・負傷者がコート内で動けなくなり、安全なプレー環境が確保できない場合

 

 

2.ハンドボールは全員攻撃・全員守備

ハンドボールの試合は、コートプレーヤー6人ゴールキーパー1人計7人で行われます。

 

サッカーではディフェンダー・ミッドフィルダー・フォワードとある程度役割分担が決まっていますが、ハンドボールでは、ゴールキーパー以外のコートプレーヤー6人が攻撃時は6人全員で攻め、守備の時は6人全員で自陣に戻って守ります。

 

また、ハンドボールの戦術の一つとして、対戦相手が自陣に戻り守備陣形を固める前に早く攻めこんでゴールを決める「速攻」があります。

 

強いチームは、速攻を得意としている事が多いと言えます。

 

試合を通して速攻を多く仕掛けられれば、多くの得点を早く獲得できます。

 

 

3.主なファウルについて

ここでは、オフェンス・ディフェンスでよく見られるファウルをそれぞれ紹介します。

 

オフェンス側のファウル

ハンドボールの試合を見ていると、頻繁にファウルで審判の笛が鳴ります。

 

初めてハンドボールを見る人は、「いま、何のファウルがあったの?」となりがちです。

 

ボールを保持して、敵陣に攻撃をしかける側「オフェンス」で多くみられる基本的なファウルを解説します。

 

※ファウルを犯すと相手ボールで試合再開になります。

 

・オーバーステップ
ハンドボールでは3歩までボールを持ったまま歩いたり走る事ができますが、4歩目からは「オーバーステップ」のファウルになります。

ただし、ハンドボール特有の歩数の数え方で、ボールを空中でキャッチして着地した時点(片足・両足問わず)では0歩目とみなされるので、ここがバスケットボールのトラベリングと大きく異なる点です。

・オーバータイム
ボールを持った選手は、3秒までしかボールを保持できません。

3秒以内に味方にパスをするかドリブルをする、もしくはシュートを打つ必要があります。

・ダブルドリブル
ドリブルは何度でも地面につくことはできますが、一度ドリブルをやめてボールを持ち、再びドリブルをするとファウルになります。

また、バスケットボールのすくい上げるようなドリブルは「ダブルドリブル」になります。

・ラインクロス
オフェンス側の選手は、基本的にゴールエリアライン(6m)を超えてゴールエリアに入ることはできません。

また、シュートの時などにゴールエリアラインを少しでも踏んでしまうと「ラインクロス」になります。

・チャージング
シュートやフェイントを仕掛けるときに、相手ディフェンスへ強引にぶつかると「チャージング」のファウルとなります。

身体だけでなく、手などを使って強引に相手の守備を妨害してもいけません。

・パッシブプレー
攻撃の意図がなくボールを保持しようと判断された場合に審判の手が上がり、そこから6本以内のパスでシュートを打たないと相手ボールになる「パッシブプレー」というルールがあります。

パッシブプレーは相手の守備が固く、攻撃の意図があってもなかなか攻めきれない場合でも適用されます。

 

ディフェンス側のファウル

ハンドボールでは、ディフェンス側はファウルをうまく使って守ります。

 

試合などで、ファウルで相手を止めた時「ナイスディフェンス!」と声が掛かるのは、これが理由です。

 

・プッシング
相手を手で押して、攻撃を妨害する事です。

・ハッキング
相手の手をディフェンスがはたくファウルの事です。

・ホールディング
腕を使って、相手の動きを止める行為です。

・トリッピング
相手の足を引っかける行為です。

ただし、明らかな得点チャンスを妨害すると相手に7mスローが与えられたり、相手にケガをさせるような背後からのファウルや危険なプレーは、警告や退場の対象となります。

 

 

4.ハンドボールの選手交代

サッカーでは、レフェリーが試合を止めないと選手交代はできません。

 

バスケットボールの選手交代も、ファウルがあった時など試合が止まった時に限られます。

 

それらに対してハンドボールの選手交代は、審判に交代を申請する必要も、試合を止める必要なく何度でも自由に交代できます。

 

ですので、得点力に優れた選手を攻撃時に、ディフェンスが得意な選手を守備時になど、攻守の切り替わるタイミングで選手交代するなど、戦略に伴った自由な交代が簡単にできます。

 

ただし、交代する瞬間は、当たり前ですが、交代する選手も交代される選手も一瞬コートから出る必要があります。

 

なので、交代の隙をつかれて速攻で得点されることなどもあるので、注意が必要とも言えます。

 

 

5.得点後の試合再開のルールとクイックリスタート

ハンドボールでは、得点が入った時でも試合は止まりません。

 

失点後、センターライン中央で攻撃側の選手がボールを持った時点から試合は再開されます。

 

サッカーのように、相手が自陣内に戻るのを待つ必要もありません。

 

このルールをうまく使った戦術が、「クイックリスタート」です。

 

失点しても、相手ディフェンスが自陣に戻り守備陣形を整える前に素早く攻撃を仕掛け、あっという間に得点につなげます。

 

クイックリスタートを仕掛けるメリットは、相手チームも対応するために攻撃後の戻りを早くするため体力を削りとれる事や、やっとの思いで得点を決めてガッツポーズでもしている間にあっさりと得点を入れる事で、精神的なダメージを与え試合の主導権を握りやすくなることなどがあります。

 

ただ、クイックリスタートを実践するには、相当な体力と冷静にノーマークの味方までパスをつなぐ状況判断能力、得点を決める決定力が求められます。

 

ですので、スタミナに自信があるチームが点の取り合いに持ちこみたい場合や、試合の流れの中で相手の守備のスキを一瞬で見極めて仕掛けるケースが多く見られます。

 

 

ハンドボールの早い展開は大きな魅力

ハンドボールの目まぐるしいくらい早い展開は、ここまで解説してきたルールによってもたらされていることがお分かりいただけたと思います。

 

ハンドボーラーには、1試合を走り切る体力が求められ、なおかつその中で冷静な状況判断も求められる「真のアスリートスポーツ」と言えます。