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マイナースポーツと言われるハンドボールですが、中学生でハンドボールをしている人はさらにもっと少ないです。
そんな中、今回は、中学生が参加できる日本ハンドボール協会主催の全国大会を紹介します。
中学生にとって、ハンドボールの主な活動の場は学校の部活動ですが、ハンドボール部の無い地域などではクラブチームに所属して、ハンドボールに励んでいる中学生も多くいます。
そして、ハンドボールの全国大会には、学校単位でしか参加できない大会もあれば、クラブチームと混合で行われる大会もあります。
ハンドボールをせっかくするなら、全国大会を目標としたいですよね!
なので、ハンドボールの全国大会の概要を把握しておきましょう。
4つの中学生ハンドボール全国大会
中学生が参加できるハンドボールの全国大会は4つあります。
しかし、それぞれの大会によって、出場できるチームの形態やチーム数なども違ってきます。
【3月】春の全国中学生ハンドボール選手権大会
毎年3月末に富山県氷見市で開催されているのが、春の全国中学生ハンドボール選手権大会、通称「春中」です。
平成18年から開催されていて、2019年で第14回の開催となった、比較的新しい大会です。
参加できるチームは、中学の部活動だけでなく各地域のクラブチームも含まれます。
出場チーム数は、47都道府県の代表1チームに加え、開催地枠1チーム、振興枠1チームの合計49チームです。
大会形式はトーナメント制で、延べ4日間おこなわれ優勝を争います。
【8月】全国中学生クラブチームカップ
全国中学生クラブチームカップは、その名の通りクラブチームによる全国大会で、毎年8月に大阪府堺市で開催されています。
全国中学生クラブチームカップが創設されるまでは、クラブチームに所属する選手にとっての最大目標である全国大会は、「春中」でした。
2010年に創設された全国中学生クラブチームカップは、春中を終えたクラブチームにとっての最大目標の大会と言えます。
【8月】全国中学校ハンドボール大会
中学校の部活動に所属する選手にとって、最大の目標となる大会が全国中学校ハンドボール大会、通称「全中」です。
9ブロックに分けられた地域予選を勝ち上がった各22校(関東・九州各4校、東海・近畿各3校、北信越・中国・東北各2校、北海道・四国各1校)に開催都道府県からの1校を加えた23校が出場し、トーナメント戦で優勝を争います。
開催地は、全国のブロックが持ち回りで行われています。
【12月】JOCジュニアオリンピックカップハンドボール大会
JOCジュニアオリンピックカップハンドボール大会は、1992年に第1回大会が開催され、毎年12月下旬に行われています。
主に都道府県の選抜チームによってブロック予選がおこなわれ、勝ち抜いた24チームが全国大会に出場できます。
本大会では、3チーム1グループの予選リーグを行い、上位1チームが決勝トーナメントに進み優勝を争います。
開催地は第1回から第17回までが大阪府堺市、第18回から第20回が愛知県名古屋市、第21回から第23回が福島県福島市、第24回から第26回は沖縄県、第27回からは埼玉県さいたま市で行われています。
全国大会を目指すことに意義がある
ハンドボールは、日本では競技人口が少ないマイナースポーツではあります。
しかし、他の競技と同じように、各地域のブロック大会では、どの地域でも熾烈な戦いが行われていて、全国大会出場は簡単なものではありません。
全国大会の舞台に立つと、人生が変わるとよく言われます。
だからと言って、ブロック予選で敗退したチームは何も得られない訳ではないと私は考えています。
チームとして目標を持って仲間と切磋琢磨し、全国大会を目指す過程で得られる経験こそが、中学生ハンドボーラーにとって何物にも代えがたいものだと私は思います。