ハンドボールのボールの大きさ・重さ・直径|0〜3号球サイズ一覧【2026年版】

※記事内にPRを含む場合があります。
ハンドボールのボールは、年齢や男女によって使う号球が違います。さらに現在は、松やにを使う場合と、松やにを使わなくても競技できるボールを使う場合で、同じ「2号球」「3号球」でも大きさ・重さの規格が異なります。
そのため、古い情報を見て「中学生は男女とも2号球」「小学生は全員1号球」と覚えると、現在の国内育成年代の試合球と合わないことがあります。
この記事では、2026年7月1日施行の日本ハンドボール協会(JHA)競技規則をもとに、ボールの号数・大きさ・重さ・直径の目安と、購入するときの選び方を整理します。
まず結論|日本で使うボールの目安
| カテゴリー | 主な号球 | 周囲 | 重さ | 直径の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 成年・大学・高校 男子 | 3号球 | 58〜60cm | 425〜475g | 約18.5〜19.1cm |
| 成年・大学・高校 女子 | 2号球 | 54〜56cm | 325〜375g | 約17.2〜17.8cm |
| 中学生 男子 | 新2号球 | 51.5〜53.5cm | 300〜325g | 約16.4〜17.0cm |
| 中学生 女子 | 新1号球 | 49〜51cm | 290〜315g | 約15.6〜16.2cm |
| 小学生 男子 | 新1号球 | 49〜51cm | 290〜315g | 約15.6〜16.2cm |
| 小学生 女子 | 新0号球 | 46〜48cm | 255〜280g | 約14.6〜15.3cm |
※直径はJHA規則の公式表記ではなく、「周囲÷π」で計算した目安です。国内大会で実際に使用するボールは大会主催者が決定します。
ハンドボールの大きさは「直径」ではなく「周囲」で規定されている
「ハンドボールの直径は何cm?」と検索する人は多いですが、JHAの競技規則では、ボールサイズを直径ではなく周囲(外周)と重さで規定しています。
たとえば成年・高校男子が使う3号球は、松やにを使用する規格では周囲58〜60cm、重さ425〜475gです。これを単純に円周から直径へ換算すると、およそ18.5〜19.1cmになります。
つまり「3号球の直径は約19cm」という説明は目安としては分かりやすい一方、公式規格を確認するときは周囲と重量を見るのが正確です。
2026年版|国内で使われる0〜3号球のサイズ一覧
日本国内では、成年・高校年代と、小中学生の育成年代で使用するボールの考え方が少し異なります。
3号球|高校生以上の男子
成年・大学・高校男子では、基本的に3号球を使用します。
- 周囲:58〜60cm
- 重さ:425〜475g
- 直径の目安:約18.5〜19.1cm
2026年度の全国高校総体・全国高校選抜では、モルテン「A5000」が試合球として指定されています。
2号球|高校生以上の女子
成年・大学・高校女子では、基本的に2号球を使用します。
- 周囲:54〜56cm
- 重さ:325〜375g
- 直径の目安:約17.2〜17.8cm
男子の3号球より一回り小さく、重量も軽くなっています。
新2号球|中学生男子
中学生男子は、国内の育成年代では松やにを使わなくても競技可能な新2号球が基準です。
- 周囲:51.5〜53.5cm
- 重さ:300〜325g
- 直径の目安:約16.4〜17.0cm
昔の2号球(54〜56cm・325〜375g)より小さく軽い規格なので、古いボールを買うとサイズ感が違うことがあります。
新1号球|中学生女子・小学生男子
中学生女子と小学生男子は、国内では新1号球が基準です。
- 周囲:49〜51cm
- 重さ:290〜315g
- 直径の目安:約15.6〜16.2cm
「中学生は男女とも2号球」という古い説明は、現在の国内育成年代の基準とは合いません。JHAは小中学生の育成年代について新しい松やに無し規格を採用し、中学生女子は1号球へ変更しています。
新0号球|小学生女子
小学生女子は、国内では新0号球が基準です。
- 周囲:46〜48cm
- 重さ:255〜280g
- 直径の目安:約14.6〜15.3cm
こちらも従来の「小学生は全員1号球」という説明から変更された部分です。
なぜ同じ「2号球」「3号球」なのにサイズが違うことがある?
現在の競技規則では、ボールを大きく2種類に分けています。
- 松やにを使用する場合(松やにの代わりに粘着テープ等を使う場合を含む)
- 松やにを使用しなくても競技可能なボールを使う場合
松やにを使わない規格では、握りやすさを確保するため、同じ号数でも従来規格より小さく軽く設定されているものがあります。
| 号球 | 松やに使用規格 | 松やに無し規格 |
|---|---|---|
| 3号球 | 58〜60cm / 425〜475g | 55.5〜57.5cm / 400〜425g |
| 2号球 | 54〜56cm / 325〜375g | 51.5〜53.5cm / 300〜325g |
| 1号球 | 一般規則では50〜52cm / 290〜330g | 49〜51cm / 290〜315g |
ただし、日本国内の公式大会ではJHAの国内規程や大会主催者の指定が優先されます。特に小中学生は国内独自の育成年代基準があるため、「IHFではこのサイズだから」と号数だけで購入しない方が安全です。
「旧1号球」と「新1号球」は同じではない
ここは非常に混乱しやすいポイントです。
JHAの国内規程には、従来規格の1号球として周囲49.5〜50.5cm・255〜280gという区分があります。一方、現在の中学生女子・小学生男子が使う新1号球は周囲49〜51cm・290〜315gです。
号数は同じ「1号球」でも重量規格が異なるため、通販などで購入するときは「1号球」とだけ書かれている商品ではなく、対象カテゴリーまで確認してください。
中学生は男子2号・女子1号|2021年から基準が変更
日本ハンドボール協会は、育成年代についてIHFの「松やにを使用しない場合のボール規格」を採用し、2021年4月以降、中学生女子を1号球、小学生女子を0号球へ変更しました。
現在の主なメーカーのラインナップでも、次のように区分されています。
| 年代 | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
| 高校・大学・社会人 | 3号球 | 2号球 |
| 中学生 | 2号球 | 1号球 |
| 小学生 | 1号球 | 0号球 |
これから部活やクラブでハンドボールを始めるなら、この表を最初に確認しておくと買い間違いを防げます。
マイボールを買うときは「号球」以外に3つ確認する
自宅練習用のマイボールを購入する場合、号数だけで選ぶのはおすすめしません。
1. チームや大会で実際に使う規格
最優先は、所属チームで普段使っているボールです。JHA規則でも、国内大会で使用するボールの決定は主催者の権限とされています。
特に中学生男子の2号球などは、従来規格と新しい松やに無し規格の両方が存在するため、購入前に顧問・コーチへ確認するのが確実です。
2. 屋内用か屋外練習用か
体育館用の試合球を土のグラウンドで繰り返し使うと、表皮が傷みやすくなります。学校の部活動で屋外練習が多い場合は、耐摩耗性を考えた屋外・練習用モデルを選ぶ方が使いやすい場合があります。
3. 「検定球」「国際公認球」かどうか
公式戦に近い感覚で練習したいなら、JHA検定球やIHF公認球かどうかも確認しておきましょう。
ただし、自主練習用なら最高価格帯の公式試合球でなければ練習にならないわけではありません。自分のカテゴリー・練習場所・予算に合うボールを選ぶことの方が重要です。
これからハンドボールを始める人は、ボール以外に必要なものも初心者が最初にそろえたいハンドボール用品でまとめています。
マイボールを持つメリット
チームには練習用ボールがありますが、自分のボールがあると練習時間以外にもボールへ触れられます。
ハンドボールでは片手でボールを扱う場面が多いため、日常的に自分が試合で使うサイズを握るだけでも、ボールの大きさや重さへの慣れにつながります。
- 片手で握る感覚を覚える
- パスやシュートフォームを確認する
- ボールハンドリングを練習する
- 進級などで号球が変わる前に、新しいサイズへ慣れる
投げ方そのものを練習したい人は、ハンドボールの投げ方とフォームも参考にしてください。
よくある質問
Q. ハンドボールの重さは何gですか?
使うカテゴリーによって異なります。高校生以上男子の3号球なら425〜475g、高校生以上女子の2号球なら325〜375gです。国内育成年代では、中学生男子の新2号球が300〜325g、中学生女子・小学生男子の新1号球が290〜315g、小学生女子の新0号球が255〜280gです。
Q. ハンドボールの直径は何cmですか?
競技規則は直径ではなく周囲で規定しています。目安として、3号球は約18.5〜19.1cm、従来規格の2号球は約17.2〜17.8cm、中学生男子用の新2号球は約16.4〜17.0cmです。
Q. 中学生は何号球ですか?
国内の育成年代では、男子は新2号球、女子は新1号球が基準です。昔は中学生女子も2号球でしたが、現在は変更されています。
Q. 小学生は何号球ですか?
国内では男子は新1号球、女子は新0号球が基準です。大会によって使用球が指定されるため、実際の試合前には主催者の規定も確認してください。
Q. 高校男子は何号球ですか?
高校男子は3号球です。JHAの松やに使用規格では周囲58〜60cm、重さ425〜475gです。
Q. 高校女子は何号球ですか?
高校女子は2号球です。松やに使用規格では周囲54〜56cm、重さ325〜375gです。
Q. 同じ2号球なのに大きさが違う商品があるのはなぜ?
松やにを使う従来規格と、松やに無しで使える新規格があるためです。中学生男子用の新2号球は、従来の2号球より小さく軽くなっています。商品名だけでなく「対象年代・男女」まで確認してください。
まとめ|「何号球か」だけでなく対象カテゴリーを確認しよう
現在の国内ハンドボールでは、特に育成年代のボール規格が昔と変わっています。
- 高校生以上男子:3号球
- 高校生以上女子:2号球
- 中学生男子:新2号球
- 中学生女子:新1号球
- 小学生男子:新1号球
- 小学生女子:新0号球
また、同じ号数でも松やに使用・不使用の規格によって大きさと重さが異なる場合があります。
マイボールを買うときは「○号球」だけで判断せず、「中学生男子用」「中学生女子用」のように対象カテゴリーまで確認するのが最も安全です。
基本的な競技ルールもあわせて確認したい人は、ハンドボールの基本ルール完全ガイド【2026年版】をご覧ください。
※本記事は2026年7月1日施行の公益財団法人日本ハンドボール協会「ハンドボール競技規則 2026年版」を基準に作成しています。国内大会で使用するボールは大会主催者が決定します。
参考:日本ハンドボール協会 競技規則 / ハンドボール競技規則 2026年版

