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中学校・高校でハンドボール部に入ると、「何を買えばいい?」「シューズは専用じゃないとダメ?」「ボールも自分で買う?」「最初にいくらぐらいかかる?」と迷いやすいと思います。

結論から言うと、入部直後に全部そろえる必要はありません。

まず必要なのは、練習環境に合うシューズ、動きやすい練習着、ソックスなど。逆に、ボール・チームウェア・両面テープ・バッグなどは、学校やクラブのルールを確認してから買った方が失敗しにくいものです。

この記事では、ハンドボール初心者と保護者向けに、用品を「最初に買う」「確認してから買う」「必要になってから買う」の3段階に分けて整理します。

まず結論|入部直後の買い物はこの順番

優先用品買うタイミング
最優先練習環境に合うシューズ体育館・屋外の練習環境を確認してから早めに
最優先練習着・ハーフパンツチーム指定がなければ準備
最優先スポーツソックスシューズと一緒に準備
確認後ユニフォーム・チームウェア学校・クラブからの案内を待つ
確認後マイボール自主練で必要か、チームに確認
確認後両面テープ・滑り止めチーム・体育館の運用を確認
後からテーピング・サポーター必要な部位・使い方が分かってから
後から自主練グッズ課題が分かってから

買い物の前に、顧問・コーチへ5つだけ確認する

保護者の方は、スポーツ用品店へ行く前に次の5点を確認しておくと、買い直しをかなり減らせます。

  1. 普段の練習は体育館・屋外のどちらが多いか
  2. 指定シューズ・指定ウェア・指定バッグがあるか
  3. 練習用ボールはチームにあり、個人購入が必要か
  4. 両面テープや滑り止めを使うチームか
  5. ユニフォームやチームTシャツはいつ、どのように注文するか

特にシューズは、体育館用と屋外用では設計が違います。たとえばアシックスのGEL-PEAKE 3は、2026年現在も公式サイトで「屋外用シューズ」として販売されています。練習環境を確認せず、「ハンドボールシューズ」と書いてあるだけで買わないようにしましょう。

最優先1|シューズは「室内か屋外か」を先に確認

ハンドボールは、ダッシュ・ストップ・横方向への切り返し・ジャンプ・着地が多い競技です。そのため、最初にお金をかけるならシューズの優先度が最も高いです。

ただし、「ハンドボール用なら何でもOK」ではありません。

練習場所選び方
体育館中心ノンマーキングのインドアシューズ。グリップ・安定性・足へのフィットを重視
屋外コート中心耐久性のある屋外向けモデル。体育館用を外で消耗させない
体育館+屋外最初はチームの運用を確認。必要なら将来的に2足を使い分ける

2026年8月時点のアシックス公式では、ハンドボール向けインドアモデルの例としてATTACK HYPERBEAT 4が11,500円、ATTACK EXCOUNTER 2が13,750円。屋外向けGEL-PEAKE 3は12,980円で販売されています。

これはあくまで公式価格の一例で、セールや他ブランドなら価格は変わります。初心者の場合は、最上位モデルを買うことよりも「足に合っていて、練習場所に合う」ことの方が重要です。

シューズの詳しい選び方は、ハンドボールシューズの選び方で解説しています。

最優先2|練習着は最初からハンドボール専用品でなくてもいい

練習着は、吸汗速乾で動きやすいTシャツとハーフパンツがあれば始められる場合が多いです。

入部直後から高価なハンドボールブランドで一式そろえる必要はありません。チーム指定ウェアが後から案内される可能性もあるため、最初は手持ちのスポーツウェアで参加できるか確認しましょう。

練習回数が多い場合は、Tシャツを2〜3枚用意すると洗濯が楽になります。

価格感の参考として、2026年8月時点のTRANSISTAR公式ではハンドボール用ドライ半袖Tシャツが3,300〜3,850円程度、ゲームパンツが5,500円の商品があります。もちろん、無地の一般スポーツウェアならもっと安く始めることもできます。

ハンドボール専用ウェアのブランドを知りたい場合は、ハンドボールのメーカー・ブランド比較も参考にしてください。

最優先3|ソックスはシューズとセットで考える

ソックスは地味ですが、シューズのフィット感に影響します。

ハンドボールでは、急停止や切り返しでシューズの中に摩擦が起こりやすいため、普段履きの薄い靴下より、スポーツ用のソックスの方が使いやすい場合があります。

  • 薄すぎてシューズの中で足が動かないか
  • 厚すぎてシューズがきつくならないか
  • 汗をかいても不快になりにくいか
  • 洗い替えを用意できるか

シューズを試着するときは、実際に練習で使う厚さのソックスを履いてサイズを確認するのがおすすめです。

「ボールも買わないとダメ?」→入部直後は確認してからでOK

初心者向けの用品記事では、ボールを「必須用品」として紹介されることがあります。しかし、学校やクラブには練習用ボールが用意されていることも多いため、個人用ボールを入部初日に買う必要があるとは限りません。

マイボールが役立つのは、自宅や公園などで自主練したい場合や、チームから個人で用意するよう案内された場合です。

購入するときは、号球を間違えないようにしてください。

カテゴリー国内で主に使う号球
高校生以上 男子3号球
高校生以上 女子2号球
中学生 男子新2号球
中学生 女子新1号球
小学生 男子新1号球
小学生 女子新0号球

モルテン公式では2026年8月時点で、育成年代向けF3400が0号5,280円、1号5,500円、2号5,610円、上位のA5000は12,100円です。

ただし、高い公式試合球を初心者が最初から買う必要はありません。使用カテゴリー・屋内外・チームで使う規格を確認してから選びましょう。

号球とサイズの違いは、ハンドボールのボールサイズ・重さ一覧【2026年版】で詳しくまとめています。

ユニフォーム・チームウェアは勝手に買わない

ユニフォーム、チームTシャツ、ジャージ、ピステなどは、学校やクラブでまとめて注文するケースがあります。

入部してすぐ市販品を買った後に、「チーム指定のTシャツを2枚購入」「指定ジャージを注文」となると余計な出費になります。

チーム用品の案内が出るまでは待つのが基本です。

特に保護者の方は、入部時に「学校・クラブへ支払う用品代に何が含まれるか」を確認しておくと、家庭側で用意するものを切り分けやすくなります。

両面テープ・滑り止めはチームのやり方を確認してから

ハンドボールでは、ボールを握りやすくするために両面テープなどを使う選手もいます。

ただし、初心者が最初から用意するものではありません。使用方法や体育館側のルール、チームで使っている製品などを確認してから購入しましょう。

「とりあえず100円ショップやホームセンターの両面テープで代用する」という考え方もおすすめしません。粘着性・残り方・ボールへの影響が製品によって異なるためです。

両面テープの選び方については、ハンドボール用両面テープの選び方で詳しく解説しています。

テーピング・サポーターは「全員必須」ではない

テーピングや膝・足首などのサポーターは、必要な人にとっては重要ですが、入部時に全員が買うものではありません。

特にテーピングは、巻けば巻くほど安全になるわけではありません。目的と巻き方を理解せずに固定すると、プレーしにくくなることもあります。

突き指対策、手首の保護、両面テープの下地など、使う目的が分かってから購入してください。

テーピングについては、ハンドボールのテーピング方法も参考にしてください。

バッグは学校指定・通学バッグとの兼用を先に確認

ハンドボール部では、シューズ、着替え、タオル、飲み物など荷物が増えます。

ただし、学校指定バッグや通学リュックで十分な場合もあります。入部時に新しい大型バッグを買う必要はありません。

後から購入するなら、次の点を確認すると使いやすくなります。

  • シューズと着替えが入る容量
  • 汗をかいた衣類を分けられるか
  • 通学でも持ち運びやすいか
  • 将来的にボールも持ち運ぶか

ハンドボール部の初期費用はいくら?【2026年価格例】

学校・チーム指定品によって大きく変わるため、「ハンドボール部なら必ず○円」とは言えません。

ただし、現在の公式価格を使ってイメージすると、次のように考えられます。

ケース例おおよその考え方
最小スタートシューズ+手持ちのスポーツウェア約1.2万〜1.6万円前後から
練習着も新調シューズ+ドライTシャツ2枚+パンツ約2.4万〜2.8万円前後の例
マイボールも購入上記+育成年代用ボールさらに約5,000〜8,000円程度から
上位試合球を選ぶ上記+上位ボールボールだけで1万円を超える場合もある
屋内・屋外2足必要室内用+屋外用シューズさらに1万円台が必要になることもある

※これは2026年8月時点のASICS・TRANSISTAR・molten公式価格を使った「価格感の例」です。セール、一般スポーツウェア、中古品、チーム価格などで実際の金額は変わります。

保護者向けの節約ポイント

  • 最初に一式買わず、チーム指定品が判明してから追加する
  • 練習着は最初からハンドボールブランドでそろえなくてもよい
  • ボールは「個人で必要か」を先に確認する
  • 成長期のシューズは高級モデルよりフィットと交換時期を重視する
  • 先輩から譲ってもらえるチーム用品がないか確認する

最初の練習日に持っていくものチェックリスト

チームから別途指示がない場合、最初の練習は次のような準備から始めれば十分です。

  • 練習場所に合ったシューズ
  • Tシャツ・ハーフパンツなど動ける服
  • スポーツソックス
  • タオル
  • 飲み物
  • 着替え
  • 学校・クラブから指定されたもの

ボール、テーピング、両面テープ、サポーター、自主練用品などは、必要になってから追加していけば問題ありません。

Amazon・楽天などネット通販で買うときの注意点

ネット通販は安く買えることもありますが、初心者用品では「最安値」より買い間違えないことの方が重要です。

  • シューズ:室内用・屋外用、サイズ交換条件を確認
  • ボール:号数だけでなく対象年代・男女を確認
  • ウェア:チーム指定品ではないか確認
  • 両面テープ:チームで実際に使っているものを確認

特にシューズは、可能なら一度試着してから購入する方が安心です。

よくある質問

Q. ハンドボールを始めるのに絶対必要なものは?

学校・クラブでプレーするなら、まずは練習場所に合うシューズ、練習着、ソックスを優先してください。ボールやチームウェアは、個人購入が必要か確認してからで構いません。

Q. ハンドボール専用シューズじゃないとできませんか?

チームのルールや練習環境によります。インドア用の他競技シューズを使う選手もいますが、横方向の動きやグリップ、安定性を考えるとハンドボール向けモデルは比較候補になります。まず顧問・コーチへ確認してください。

Q. 中学生はボールを自分で買いますか?

学校の練習ではチームのボールを使うケースも多いため、一律に必要とは言えません。自主練用に欲しい場合は、中学生男子は新2号、中学生女子は新1号を基準に、実際にチームで使う規格を確認してください。

Q. 入部したら両面テープはすぐ必要ですか?

いいえ。チームや体育館によって使い方が異なるため、初心者は先に確認してください。

Q. 最初から高いシューズを買った方がいいですか?

高価格=初心者に最適とは限りません。足に合うこと、練習環境に合うこと、成長期ならサイズ変化も考慮することを優先してください。

まとめ|「買う物」より「まだ買わない物」を決めると失敗しにくい

ハンドボール初心者が最初に準備したいのは、主に次の3つです。

  • 練習環境に合うシューズ
  • 動きやすい練習着
  • スポーツソックス

一方、ボール・ユニフォーム・チームウェア・両面テープ・バッグなどは、学校やクラブへ確認してからで十分です。

特に中学生・高校生の場合、本人が「これが欲しい」と思う用品と、実際にチームで必要になる用品が違うことがあります。保護者の方も、入部説明や顧問・コーチへの確認を済ませてから買い物を始めると、無駄な出費を減らせます。

次に用品を選ぶなら、ハンドボールのメーカー・ブランド比較【2026年版】から、シューズ・ウェア・ボールそれぞれに強いメーカーを確認してみてください。


※価格は2026年8月時点の各社公式オンラインストア等で確認した例です。販売価格・取扱商品は変更される場合があります。学校・クラブ・大会ごとの指定がある場合は、その案内を優先してください。

ABOUT ME
HBおじさん
1979年生れ。中学1年からハンドボールを始め、中学3年時に中体連およびJOC県選抜で全国大会出場。 ケガのため20歳で現役を引退するが、34歳の時に大学時代の先輩に誘われ、某中学校ハンドボール部の外部コーチとして再びハンドボールとの関りを持つ。