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【日本ハンドボールリーグ】強豪チーム紹介~大崎電気編~

【日本ハンドボールリーグ】強豪チーム紹介~大崎電気編~

※記事内にPRを含む場合があります。

日本のハンドボール界で、トップリーグに位置付けられているのが日本ハンドボールリーグです。

日本ハンドボールリーグは、男子10チーム女子9チームで構成され、ほぼ毎週熱戦が繰り広げられています。

今回は、日本ハンドボールリーグの概要と、男子の強豪チームである大崎電気電気ハンドボール部を紹介します。

 

日本ハンドボールリーグとは

日本ハンドボールリーグは、1976年に創設され、現在の2019-20シーズンは男子10チーム、女子9チームで構成されています。

 

試合方式

日本ハンドボールリーグの試合方式は、予選にあたるレギュラーリーグが男子では3回戦の総当たり制、女子は2回戦の総当たり制で行われます。

男女ともレギュラーリーグの上位4チームが、順位決定戦に当たるトーナメント方式のプレーオフに進出し、日本一を争います。

 

試合期間

日本ハンドボールリーグの試合は、毎年9月から翌年3月までの期間に開催されます。

リーグ戦の開催期間中には、国体や日本選手権のほか、代表チームの合宿・海外遠征などがおこなわれ、シーズン中に何度かのブレイクをはさみながら進められます。

 

参加チーム

2019-20シーズンに参加しているチームは以下になります。
※【】内は愛称、()内はチーム所在地

 

 

観戦方法

試合が行われる会場が近隣にあれば、実際に生観戦することでトップリーグの迫力を味わう事ができますが、遠方に住んでいても自宅で視聴することができます

日本ハンドボールリーグの試合は、「HANDBALL+NET(ハンドボールプラネット)」というサイトで、「インターネット中継」と、過去の試合を「VOD(ビデオオンデマンド)」で見る事ができます。

トップリーグの試合観戦は、現役ハンドボーラーにとって最高のお手本となるので、機会があればぜひ視聴してみる事をおススメします。

 

チーム紹介~大崎電気編~

大崎電気、通称大崎オーソルは、直近の5シーズンで優勝3回、2位2回と毎年優勝争いに絡んでいる、日本を代表する強豪チームです。

 

チーム概要

チーム愛称の「OSOL(オーソル)」は、イタリア語で「地球の核」を意味し、「マグマのごとく熱く燃え、ハンドボールをよりメジャーなものに引き上げたいという強い願い」が込められているそうです(大崎電気ハンドボール部公式ホームページより引用)。

1960年に創部した歴史あるチームですが、1970年代から1980年代は2部落ちするなど苦杯を喫し、タイトルからは縁遠い時期もありました。

しかし、かの宮﨑大輔選手が加入した2004-2005シーズンに、全日本実業団、国民体育大会、さらにチーム初の日本リーグ制覇を合わせ「3冠」を達成しました。

それ以降は、2009-2010のリーグ戦で5位に沈んだことを除けば、常に優勝争いを演じており、日本を代表するハンドボールチームへと成長しました。

 

チームの特徴

大崎電気の特徴は、プロ契約している選手の多さに尽きます。

プロ契約を結ぶことで、選手がハンドボールに集中できる環境作りに力を入れていることがうかがえます。

また、現役の日本代表に選ばれている選手も多く在籍しています。

新加入の選手も、日本体育大学をはじめとした強豪校から毎年のように有望な選手を獲得していて、ベンチを含めた選手層の厚さは、他チームには見られないといって良いほど充実しています。

 

プレースタイル

大崎電気のプレースタイルは、堅守速攻を基本としながら、セットオフェンスでも着実に得点を重ねる攻撃力のある万能タイプと言えます。

ディフェンス時は、ディフェンス専門の選手をセットオフェンス時は攻撃専門の選手を投入し、着実に得点を稼ぐことに加え、速攻に行けると判断した時のスピードは目をみはるべきものがあります。

 

注目選手

大崎電気に所属する選手は、現役の日本代表であったり、元学生リーグのスター選手が多く在籍しているので、すべての選手を紹介したいところですが、ここでは2人の選手に注目してみたいと思います。

 

土井レミイ杏利選手(LW)

日本体育大学を卒業後フランスに渡り、トップリーグ(ディヴィジオン・アン)で活躍した経歴を持つ土井レミイ杏利選手が、2020年の東京オリンピックを前に日本リーグへ電撃移籍してきました。

日本代表チームでもキャプテンを務めるほどのキャプテンシーと、レフトウィングプレーヤーとしての能力は折り紙付きで、攻撃・守備を問わず多くの場面でお手本となる選手です。

 

木村昌丈選手(GK)

大崎電気だけでなく、日本代表のゴールを守る、守護神的存在の木村昌丈選手。

毎試合といって良いほど、チームに流れを引き寄せるスーパーセーブを連発するゴールキーパーです。

大崎電気の堅守は、木村選手のセーブ力ありきといえるほどの「超」がつく守護神と言えます。

 

トップリーグのプレーから学ぶべきことは多い

今回は、日本のトップリーグである日本ハンドボールリーグの解説と、強豪チームの大崎電気ハンドボール部を紹介してきました。

数あるスポーツの中で、トップレベルの試合を無料で視聴できるスポーツは限られていますが、ハンドボールは「HANDBALL+NET(ハンドボールプラネット)」で観ることができます。

特に、大崎電気ハンドボール部のプレースタイルからは、ディフェンス・オフェンス・速攻、どれをとっても日本最高峰のプレーを観る事ができます。

すべてをマネすることは難しいですが、自身の置かれている状況、特にレギュラー争いをしている中学生・高校生にとって、観るだけで学べるプレーは数多いと思います。

これを機に、ぜひトップリーガーの良い所を盗み、ご自身の成長につなげてみてください。

ABOUT ME
HBおじさん
1979年生れ。中学1年からハンドボールを始め、中学3年時に中体連およびJOC県選抜で全国大会出場。 ケガのため20歳で現役を引退するが、34歳の時に大学時代の先輩に誘われ、某中学校ハンドボール部の外部コーチとして再びハンドボールとの関りを持つ。