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ハンドボール男子日本代表「彗星ジャパン」の歴史と注目選手一覧

ハンドボール男子日本代表【彗星ジャパン】とその注目選手について

※記事内にPRを含む場合があります。

2020年の東京オリンピックに向けて、各種目で代表の座を賭けた競争が繰り広げられています。

そんな中、ハンドボール日本代表は、開催国枠として1988年ソウル大会以来のオリンピック出場が決まっており、現在も急ピッチで強化が進められています。

今回は、ハンドボール男子日本代表、愛称【彗星ジャパン】と注目選手について紹介します。

 

ハンドボール男子日本代表【彗星ジャパン】

ここでは、ハンドボール男子日本代表【彗星ジャパン】の歴史や、最近の大会での試合結果を紹介します。

 

ハンドボール男子日本代表の歴史

ハンドボール男子日本代表は、これまでオリンピックに4回世界選手権に9回出場しています。

オリンピックでの最高成績は、1976年に開催されたカナダ・モントリオール大会での9位が最高位となっていますが、1988年の韓国・ソウル大会での11位を最後に低迷し、以降オリンピックには出場できていません。

チームの愛称は、2018年に一般公募され、「彗星ジャパン」となりました。

2020年の東京オリンピックには、開催国枠として8大会ぶりの出場が決まっていて、彗星ジャパンの活躍に注目が集まっています。

 

ハンドボール男子日本代表の現在

ハンドボール男子日本代表が直近で参加した世界大会は、2019年1月にデンマークとドイツで開催された世界選手権2019です。

この世界選手権で、日本代表は7戦全敗と勝利を挙げる事ができず、参加した24か国中24位と、結果だけ見れば世界の壁に打ちのめされた感があります。

しかし、試合内容を見てみると、スコアは全ての試合で10点差未満、特にアジアの強豪国バーレーン戦では、後半残り40秒までリードするなど、確実に世界の舞台での勝利へ近づいていると言えます。

そして、2019年6月の日韓定期戦では、35-27のスコアで宿敵韓国を相手に圧勝ともいえる勝利を手にしています。

 

日本代表監督と注目選手

現在の男子日本代表の監督を務めるダグル・シグルドソン監督と、世界選手権や日韓定期戦で活躍した注目選手をここで紹介します。

 

日本代表の監督「ダグル・シグルドソン」

現在、日本代表の監督を務めるのは、アイスランド出身のダグル・シグルドソン監督です。

シグルドソン監督は、現役選手時代にアイスランド代表として215試合以上に出場し、キャプテンも務めていました。

指導者に転向してからは、オーストリアやドイツのクラブで監督を務め、2014年には世界的強豪国のドイツ代表において史上初めての外国人代表監督に就任しました。

そして2015年には、国際ハンドボール連盟の世界最優秀監督に選出された、世界的な名監督です。

 

男子日本代表の注目選手

ハンドボール男子日本代表には、日本ハンドボールリーグや海外で活躍する、若手からベテラン選手まで、個性あふれる選手が選ばれています。

その中でも、攻撃の要となる2選手と、守備の砦となるゴールキーパーを紹介します。

 

【攻撃の要】部井久アダム勇樹選手(LB、CB)

福岡県出身の部井久アダム勇樹選手は、パキスタン人の父と日本人の母を持つ、ハーフのハンドボール選手です。

中学から本格的にハンドボールを始め、博多高校在学中の2017年に、日本代表に選出されました。

高校生で日本代表のトップチームに選出されたのは、史上初でした。

高校卒業後は、中央大学に進学すると同時に、フランスLNHディヴィジオン・アンのセッソン・レンヌ・メトロポールHBと契約し、現在はフランス4部に当たるナツィオナーレ2のセッソン・レンヌ・メトロポールHB2でプレーしています。

部井久選手の特徴は、何といっても恵まれた体格(身長195㎝)を活かしたシュート力です。

2020年の東京オリンピックの時点でも、まだ21歳と若手選手ですが、今後の日本代表を背負っていくといっても良い、将来有望な選手です。

 

【攻撃の要】東江雄斗選手(LB、CB)

沖縄県出身で、日本ハンドボールリーグの大同特殊鋼に所属する東江雄斗選手は、U-16日本代表を皮切りに、各年代別の日本代表に選出されてきました。

2016-2017シーズンは得点王のタイトルを獲得し、2017-2018シーズンもフィールド得点はリーグトップの133得点をあげるなど、日本代表屈指の点取り屋です。

182㎝と、トップリーグでは決して大柄ではないものの、センターバックとレフトバックを主戦場としています。

特に、1対1の強さ・速さは特筆に値するもので、得点への貪欲さがひしひしと伝わってきます。

 

【守備の要】甲斐昭人選手

甲斐昭人選手は、1987年生れのベテランゴールキーパーです。

日本体育大学から2010年にトヨタ車体に加入し、2012-2013シーズンから4年連続でシュート阻止率賞を獲得した、日本代表の守護神です。

特に、フィールドシュート阻止率が高く、世界選手権2019のスペイン戦では、22-26と試合には敗れたものの、マンオブザマッチに選ばれました。

 

東京オリンピックで日本代表を応援しよう!!

現在の日本代表は、開催国枠で東京オリンピックに出場するものの、実績的にはまだまだ世界のトップクラスと差があります。

しかし、自国開催に向けて積極的に強化されていること、常にホームゲームで戦えることは、非常に有利な要素です。

まずは、悲願のオリンピックでの勝利を目指してほしいものです。

そのためには、ハンドボールにたずさわる私たちの応援も不可欠です。

日本代表はもとより、世界のトップチームの試合から多くの事を学びながら、皆さん一丸となってハンドボール日本代表を応援しましょう!!

ABOUT ME
HBおじさん
1979年生れ。中学1年からハンドボールを始め、中学3年時に中体連およびJOC県選抜で全国大会出場。 ケガのため20歳で現役を引退するが、34歳の時に大学時代の先輩に誘われ、某中学校ハンドボール部の外部コーチとして再びハンドボールとの関りを持つ。