練習とトレーニング

【ハンドボールの筋トレ】強いシュートを打つには筋トレが超重要

【ハンドボールの筋トレ】強いシュートを打つには筋トレが超重要

※記事内にPRを含む場合があります。

ハンドボールに限らず、どんなスポーツでも筋トレは付き物です。

ハンドボールに必要な筋肉は、通常の練習だけでも自然と鍛えられてきますが、パフォーマンスアップとケガの予防の観点から、筋トレはしないよりは絶対にした方が良いです。

今回は、ハンドボーラーが鍛えるべき筋肉と、高価なトレーニング機器がなくてもできるトレーニング方法を紹介していきます。

 

ハンドボールで重要な筋肉

ハンドボールは、「走る」「跳ぶ」「投げる」の要素が詰まった、非常に魅力的なスポーツです。

全身運動の代表格のスポーツと言っても過言ではありません。

ですので、「全身を鍛えるべき」というのが正論なのですが、ハンドボールで特に重要な筋肉があります。

ハンドボーラーが鍛えるべき筋肉

・背筋
・腹筋
・前腕の筋肉
・上腕三頭筋

では、それぞれの筋肉の役割とトレーニング方法を紹介していきます。

 

背筋

背筋の中でも、広背筋と脊柱起立筋が強ければ、強いシュートにつながります。

広背筋は、肩甲骨の下に位置する、肩甲骨を寄せる時に使用する筋肉です。

脊柱起立筋は、背骨に沿ってついている筋肉です。

背中の筋力が強ければ、姿勢も安定し、強いシュートが打てます。

 

広背筋と脊柱起立筋の鍛え方

広背筋と脊柱起立筋は、同じ背筋でも鍛え方が異なります。

広背筋を鍛えるには、懸垂(チンニング)が有効です。

高価なトレーニング機器を購入したり、ジムに通わなくても、自宅で懸垂トレーニングができる用具を私は使っています。

懸垂マシン 【7in1多機能・改良バー・耐荷重200kg】 チンニングスタンド 高度11段調節可能 Wolfyok fitness

ちなみに、この用具はAmazonでベストセラーにもなっているぐらい人気の商品です。

このタイプだと、プッシュアップバーとしても使えるうえにバーベルとしての機能もあるので、一石二鳥どころか一石三鳥にも一石四鳥にもなって重宝します。

広背筋を鍛えるには、肩甲骨を寄せる事を意識して、肩幅よりも広い位置で懸垂動作をしましょう。

 

 

脊柱起立筋を鍛える方法は、バックエクステンションと呼ばれる背筋トレーニングが非常に有効です。

 

腹筋

キレイに割れた腹筋、いわゆるシックスパックは誰もが憧れる筋肉ですよね。

ただ、腹筋と言っても、シックスパックの腹直筋だけでなく、外腹斜筋、内腹斜筋など、お腹周りを包み込む筋肉群が鍛えられていないといけません。

ハンドボールでも、腹筋が強ければ空中姿勢が安定し、多少ディフェンスに当たられても強いシュートを打つことができます。

 

腹筋の鍛え方

腹筋群、特にハンドボールのシュート姿勢を安定させるためには、腹直筋と腹斜筋を同時に鍛える事ができる、ツイストクランチと呼ばれる腹筋トレーニングが有効です。

 

前腕の筋肉

前腕とは、腕のひじから先の部分を指します。

前腕の筋肉は、20種類の近くの筋肉で構成されていて、指の動きや握力、手首の強さに大きく影響する筋肉です

ハンドボールでも、ボールをつかむことはもちろん、手首を鍛える事でシュートコースの幅を広げてくれる筋肉と言えます。

 

前腕の鍛え方

前腕を鍛える方法は数多くありますが、先ほど紹介した懸垂トレーニング用具を使った筋トレ方法をおススメします。

方法は、タオルを2本使う「タオルグリップアップ」です。

懸垂の中でも、かなり負荷のかかるトレーニングですので、手を滑らせて落下しないように気を付けてください。

最初は3~5回など少ない回数を目標に設定し、徐々に限界の回数+1回を目標にして、回数を伸ばしていきましょう。

 

上腕三頭筋

上腕三頭筋は、いわゆる力こぶの裏側にある二の腕の筋肉で、腕を伸ばすときに使う筋肉です。

ハンドボールでシュートを打つ時も、最終的には腕を伸ばすので、非常に重要な筋肉です

 

上腕三頭筋の鍛え方

上腕三頭筋の鍛え方は、主に腕立て伏せでおこなえます。

肩幅くらいの腕立て伏せでも、上腕三頭筋は鍛える事ができますが、手の位置を狭くすることで、より上腕三頭筋に効くトレーニングになります。

 

筋トレ後に必要不可欠な3つの要素

今回ご紹介した筋トレに限らず、トレーニング後には3つの要素がとても重要になります。

その3つの要素とは、

  1. ストレッチ
  2. 食事
  3. 休息

です。

筋トレ後は、しっかりとストレッチを行い、タンパク質などをしっかりと摂取し、十分に休息する(睡眠をとる)ということが大切です。

※わたしの場合は、10分ほどかけてストレッチを行い、プロテイン(ホエイプロテインピュアアイソレート)でタンパク質を補給し、7時間以上の睡眠を確保しています。
あくまで目安の1つとして参考にしてみてください。

 

最後に

今回は、強いシュートにつながる筋トレを紹介してきました。

どの筋トレにも共通して言えることは、鍛えたい筋肉を「意識して」トレーニングする事です。

また、筋肉を鍛える事も重要ですが、ストレッチや休息、食事などで身体をケアすることも、同じくらい大切です。

練習や筋トレの後は、しっかりストレッチをして、疲れた身体をケアするように心がけましょう。

ABOUT ME
HBおじさん
1979年生れ。中学1年からハンドボールを始め、中学3年時に中体連およびJOC県選抜で全国大会出場。 ケガのため20歳で現役を引退するが、34歳の時に大学時代の先輩に誘われ、某中学校ハンドボール部の外部コーチとして再びハンドボールとの関りを持つ。